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【004】anger with no reason

【R18】

勢いでやっちゃいました。
R18らしいR18です(≧∇≦)
たぶんね。

緑青です!

拍手

もう一度おしらせを。
ほのぼの要素はありません。
根底はラブだけどラブくないし、
緑さんちょっと鬼畜かも。
それでもいい人だけ、進んでください。








*********








何の夢を見ていたのだろう。
幸せでも、不幸せでもない夢…。
 
当麻はふと目を覚ました。
手探りで目覚まし時計を探し当て小さな緑色の灯りをつけると、針は夜中の1時過ぎを指している。
 
隣のベッドに征士の気配はない。
仕事からまだ戻らないのだろうか。
「珍しいな…」
当麻はひとりごちる。
 
規則正しい生活を信条としている征士だ。
社会人となった現在でも、近くの大きな公園で毎朝のランニングと素振りを欠かさない。
仕事で帰宅が遅くなったとしたも夜10時以降になることはなかったし、そんな時間に戻ったとしても夜半過ぎまで起きていることはほとんどない。
 
耳を澄ますと寝室の外で物音がしている。
帰ってきてはいるらしい。
せっかく目覚めたのだから愛する伴侶の顔を一目見てからまた寝ようかと、当麻は温かい羽布団から身体を起こし、ぶるっとひとつ身震いをしてベッドから抜け出した。
 
征士は湯上りの身体にバスローブをまとい、洗い終えた洗濯物の籠を抱えて、脱衣室から出てきたところだった。
当麻を一瞥し、表情を変えない。
風呂に入りながら、洗濯機を回していたのだろうか。
当麻が先刻脱いでいれておいた青いセーターも濡れて絞られて籠の中に見えた。
 
「おかえり。何してんの?」
 
こんな夜中に。
 
「眠れないので洗濯物でも干そうかと思ってな…」
 
真夜中の静寂に低く響く声。
洗濯などという所帯染みたことをしていても、そのたたずまいはどこか浮世離れして見える。
紫色の瞳の奥は、一緒に暮らして数年たったいまでも、時折読めないことがある。
たった今、この時のように。
当麻の今の思考力では、なおさらだ。
 
「そんなことしてんなら、俺とナカヨクすればいいのにー」
 
半分寝ぼけた頭で、へらりと笑って当麻が言う。
 
「……ならば、そうさせてもらおう」
 
征士は表情ひとつ変えずにそう言い放つと、抱えていた籠を乱暴に床にうち捨て、あっという間に当麻の頭の後ろと顎に手を回し、その口で当麻の口を塞いだ。
 
「んん………!?」
 
「………」
 
乱暴に舌が侵入する。
わざと音をたてるように、角度を変えては征士の舌が当麻の口の中を弄る。
情熱的…というより、何かに取り憑かれたようなキス。
 
音をたてて二人の唾液が混ざり合う。
征士は顎に当てていた左手を離すと当麻のスウェットのパンツを下着ごとぐいっと下げ、股の下に足を掛けると一気に引き下ろした。
 
そうしながら今度は左手をスルリとスウェットの上着の中に滑り込ませ、指先が当麻の右の突起をとらえる。
そこで征士は一度、息をつくように当麻の口から離れる。
 
「ふ…あっ」
 
覚醒しきらないところに甘美な刺激を与えられ、当麻は言葉を発することができない。
 
征士はそんな当麻の声と表情を一瞬で確認すると、またキスでその口を塞いだ。
舌と舌を絡み合わせたまま、半裸になった当麻の身体を反転させ、壁に押し付ける。
 
今度は右手を伸ばして洗面台の棚からローションの瓶をとり、器用に片手で蓋を回し取ると、荒っぽく瓶を振って当麻の露出した臀部に振りかける。
当麻はその冷たさにビクッと身体を硬くする。
ローションの蓋が床を転がって行く。
 
かけられたローションは太腿を伝って床へしたたり、一部は当麻の臀部の合間に流れて行く。
 
征士は貪るようなキスを止めると、後ろから当麻の左の胸の尖りを刺激しながら、右手の指を下の入り口に突き立てる。
 
「ひぁっ…」
 
当麻はされるがままに身体をひくつかせる。
征士の指は一気に当麻の中へ侵入する。
 
「はぁっ…んんっ…お、…おい、ここで…かよ…」
 
その刺激に耐えながら、当麻は壁にしがみつき、ようやく言葉を発する。
 
征士はそれには答えず、当麻の柔らかい内部に指で刺激を加えていく。
 
「あぁっ……くっ………ど…したんだよっ…征…士ぃっ」
 
「……どうもしない」
 
冷たい声に当麻は更に高まる。
こんな風に扱われるのは初めてだ。
いつもはベッドで丁寧に順を追って行われる行為なのに。
 
「さ、寒いん……ですケドっ」
 
なんとか必死で抗議の声をあげるが、征士はそれをまるで無視して、当麻の背中を見つめながら行為を続ける。
当麻のモノは天井に向かってそそり立ち、その先端を透明な液体が濡らしはじめている。
 
「うっ……はぁっ……」
 
征士は当麻の中の指を引き抜くと、右脚の膝で当麻の両脚をこじ開け、自身のモノを一息に押し込んだ。
 
「はあぁぁっ!!」
 
当麻はいきなりの快感に仰け反って悲鳴のような嬌声をあげる。
息もつかせず、征士は怒張を突き動かしていく。
 
当麻の膝にはもはや力が入らず、床に崩れ落ちそうになるのを、征士とつながっている部分と壁についた両手で支えている。
 
どうしてこんなことになったのか考えようとしても、快感の波が押し寄せて思考を流し去ってしまう。
 
「は……ああっ……ダメ……っ オレ…もうっ…」
 
「もう…なんだ?」
 
相変わらず冷たい声だが、征士も息が上がってきている。
二人の荒い息遣いと、当麻の喘ぐ声が空虚に響く。
 
「も……い……きそっ」
 
わずかに顔を後ろに向けようとしながら、当麻は言葉を絞り出す。
 
「……いけ」
 
征士は一言だけ言い放つ。
 
「な?…一緒…に…」
 
「…お前だけ逝け」
 
「せ……いじっ…」
 
当麻は抗議するような、懇願するような目で後ろに視線を送るが、征士は受け取らない、
 
「見ていてやるから…逝け」
 
腰を打ち付けながら、当麻の昂ぶったモノにそっと手を添えると、それだけで当麻のモノはビクビクっと熱い白濁液を壁に飛ばした。
 
「…ふああぁっ」
 
征士が身体を離すと、当麻の身体は崩れ落ち、床へうずくまるように倒れた。
 
それを見下ろしながら、征士は肩で息をしていた。
 
紅潮した顔で何とか息を整えると、しゃがみ込んで当麻の様子を確かめる。
 
気を遣った当麻は、少しだけ苦しそうな息をして眠っていた。
 
 
 
 
征士は無表情のまま当麻の身体を抱き起こして抱え上げた。
 
そのまま半裸の当麻を寝室まで運び、ベッドへ降ろす。
当麻はうつ伏せに転がされるが、目は覚まさない。
 
「……さすがだな」
 
征士は薄く微笑んで、その隣に腰を下ろした。
彼自身はまだ果てることなく、その存在を主張している。
 
まだいきり立つそれに、白い指を這わせて動かしはじめる。
当麻の呼吸はようやく穏やかになったようだ。
静かに上下するその背中を紫色の瞳で見つめながら、征士はまた自身で息を荒げていく。
 
「すまんな、当麻…これは、八つ当たりだ」
 
ここ数日、仕事上でうまくいかないことが重なった。
この仕事をこのまま続けていていいのだろうか。
答えは出ない。
 
「ふっ……はっ…当麻っ」
 
毎日嬉々として、好きな仕事に勤しんでいるお前への、八つ当たりだ。
 
お前は何も悪くはない。
 
少し眩しかっただけ。
今夜は少しだけうらやましかった、それだけのこと。
 
「くっ…」
 
当麻の背に吐き出された白い粘液は、ゆっくりとゆっくりと流れて落ちた。



**********

【あとがき】

なんだか恥ずかしいので、
たいして読み返しもせず晒します(汗)

青汁です。
青汁で、この妄想です。
あ、緑は一人で処理するけど、青は溜めるよね、という
a様の一言も、この妄想を掻き立てましたよ(笑)。

こんなにあからさまなエロいの書いたの初めてだ!
ちゃんとエロいでしょうか。
最初で最後かも(^_^;)
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