たいいくのひ
since November 22th 2012
【062】写真
@kco_tenku: 私は14RTされたら、征当の「ばか?お前ってばかなの?」で始まるBL小説を書きます!d(`・ω・)b http://t.co/l5bWgkfS2Y
久しぶりに小童全員の会話に挑戦。
でも緑青。
**********
「バカ? お前ってバカなの?こんなところで開くなよ! しまえ!」
「なんなのだ、当麻」
「だから早くそれ閉じろ、バカ!…あ」
「なんだよ征士。それ当麻か? 写真…」
「あああ遼、見るな! バカ! 早くしまえよ、征士!」
「どうしたんだい? 当麻。ねぇ何? 征士。僕にも見せてよ」
「わぁ。よく撮れてるなぁ。ほら、秀も見てみろよ」
「よせ! バカ! やめろ!」
「なんだよ、どれどれ…。おおっ。いい笑顔してんじゃねぇか、当麻」
「誰が撮ったんだよ?」
「本当だ。実物よりいいんじゃない?」
「そうだろう? 私が撮ったのだ」
「あああ……バカ。バカ征士め」
「別にいいじゃねぇか。裸の写真ってわけでもないんだしよ」
「そうだよ。今更恥ずかしがることないだろう? 征士がキミの写真を手帳に挟んで持ってるなんて。何の意外性もないじゃないか」
「そういう問題じゃない!」
「俺だって入れてるぜ? ほら。これこの前、北海道で撮ってきたナキウサギの写真。可愛いだろう?」
「お。かーわいーなぁ! て言うか、写真の腕が上がったな、遼」
「そうかな。ありがとう」
「当麻はウサギではないぞ」
「当たり前だ。バカ!」
「さっきからなんなのだ、当麻は。人をバカ呼ばわりするなと言うのに」
「バカにバカと言って何が悪い。手帳に俺の写真挟んでおくのはやめろ。そしてそれを堂々と人前で開くんじゃない! みんなからも言ってやってくれよ。おかしいって」
「挟んでおくくらいいいではないか」
「よくない! 外じゃお前の良識が疑われるし、仲間内じゃ俺が恥ずかしいわ!」
「外で開いて見えたからと言って、この人は誰だなどと聞かれたことはないぞ?」
「外でも開いてるんだね……」
「女とか子どもの写真なら、そりゃ『彼女ですか』とか『お子さんですか』とか話題のタネにもなるだろうけどなぁ。野郎が一人で写ってる写真、大事に手帳に挟んであっても、確かに誰も突っ込めねぇな」
「そうだろう? 秀。もっと言ってやってくれ」
「人に見せたくて持っているわけではないのだが」
「当たり前だ!」
「俺はわかるなぁ」
「わかるって? 何がだい?」
「征士にとっての当麻は、きっと俺にとってのナキウサギなんだよ」
「わっかんねー」
「わからないかなぁ。いい写真が撮れた嬉しさはもちろんあるだろう。そしていい写真が撮れたってことは、被写体が俺に心を許してくれたっていうことなんだよ。大自然が……」
「俺は大自然か」
「どういう意味だ?」
「今の難しかったよな? 征士。俺もさっぱりわかんねぇ」
「まぁ遼の話はともかく、征士がキミの写真を持っていたいんだし、他人の目なんかはなっから気にしちゃいないんだから、仕方がないんじゃないの? あきらめるんだね」
「ま、幸せじゃーねーか」
「愛されてるな、当麻」
「そういうまとめかよ……」
「まったく、可愛くないことばっかり言って、二人っきりに時はこの笑顔なんだからねぇ」
「あ、こらバカ!写真返せよ!」
おわり
**********
とーってもいい写真なんですよ。
本当に‼︎
久しぶりに小童全員の会話に挑戦。
でも緑青。
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「バカ? お前ってバカなの?こんなところで開くなよ! しまえ!」
「なんなのだ、当麻」
「だから早くそれ閉じろ、バカ!…あ」
「なんだよ征士。それ当麻か? 写真…」
「あああ遼、見るな! バカ! 早くしまえよ、征士!」
「どうしたんだい? 当麻。ねぇ何? 征士。僕にも見せてよ」
「わぁ。よく撮れてるなぁ。ほら、秀も見てみろよ」
「よせ! バカ! やめろ!」
「なんだよ、どれどれ…。おおっ。いい笑顔してんじゃねぇか、当麻」
「誰が撮ったんだよ?」
「本当だ。実物よりいいんじゃない?」
「そうだろう? 私が撮ったのだ」
「あああ……バカ。バカ征士め」
「別にいいじゃねぇか。裸の写真ってわけでもないんだしよ」
「そうだよ。今更恥ずかしがることないだろう? 征士がキミの写真を手帳に挟んで持ってるなんて。何の意外性もないじゃないか」
「そういう問題じゃない!」
「俺だって入れてるぜ? ほら。これこの前、北海道で撮ってきたナキウサギの写真。可愛いだろう?」
「お。かーわいーなぁ! て言うか、写真の腕が上がったな、遼」
「そうかな。ありがとう」
「当麻はウサギではないぞ」
「当たり前だ。バカ!」
「さっきからなんなのだ、当麻は。人をバカ呼ばわりするなと言うのに」
「バカにバカと言って何が悪い。手帳に俺の写真挟んでおくのはやめろ。そしてそれを堂々と人前で開くんじゃない! みんなからも言ってやってくれよ。おかしいって」
「挟んでおくくらいいいではないか」
「よくない! 外じゃお前の良識が疑われるし、仲間内じゃ俺が恥ずかしいわ!」
「外で開いて見えたからと言って、この人は誰だなどと聞かれたことはないぞ?」
「外でも開いてるんだね……」
「女とか子どもの写真なら、そりゃ『彼女ですか』とか『お子さんですか』とか話題のタネにもなるだろうけどなぁ。野郎が一人で写ってる写真、大事に手帳に挟んであっても、確かに誰も突っ込めねぇな」
「そうだろう? 秀。もっと言ってやってくれ」
「人に見せたくて持っているわけではないのだが」
「当たり前だ!」
「俺はわかるなぁ」
「わかるって? 何がだい?」
「征士にとっての当麻は、きっと俺にとってのナキウサギなんだよ」
「わっかんねー」
「わからないかなぁ。いい写真が撮れた嬉しさはもちろんあるだろう。そしていい写真が撮れたってことは、被写体が俺に心を許してくれたっていうことなんだよ。大自然が……」
「俺は大自然か」
「どういう意味だ?」
「今の難しかったよな? 征士。俺もさっぱりわかんねぇ」
「まぁ遼の話はともかく、征士がキミの写真を持っていたいんだし、他人の目なんかはなっから気にしちゃいないんだから、仕方がないんじゃないの? あきらめるんだね」
「ま、幸せじゃーねーか」
「愛されてるな、当麻」
「そういうまとめかよ……」
「まったく、可愛くないことばっかり言って、二人っきりに時はこの笑顔なんだからねぇ」
「あ、こらバカ!写真返せよ!」
おわり
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とーってもいい写真なんですよ。
本当に‼︎
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