たいいくのひ
since November 22th 2012
【044】ラブレター
征当。
征当twitter企画の絵チャで、イチャイチャ征当たくさん拝んだよ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
記念にイチャイチャしてる会話SSを。
**********
「なんだよ。怖い顔してケータイ見て」
「ん? いや………何でもない」
「………ふーん……」
「…………」
「…………」
「…………」
「……何でもなくないんじゃないのか?」
「いや……」
「なになに? お前に恨みを持つ人物から脅迫メールでも来たか」
「私は人の恨みを買うようなことはしない。お前と違ってな」
「どうだかねぇ。いいオトコは存在自体が罪だって言うからな」
「…………」
「お前がそんなに煮え切らないのも珍しいな」
「…………」
「どれどれ、お兄さんに相談してごらん?」
「………聞かせてもいいのか」
「なんだよ。言ってみろよ」
「………メールで恋文をもらったのだ」
「恋文ぃ!?」
「……そんなに驚くことか?」
「いや、もらったことにじゃなくて、とりあえず、恋文っていう単語がレトロ過ぎて驚いた」
「では何と言えば良いのだ。ラブレターか?」
「んー。それも古いか……。っていうか何? メールで告られたわけ?」
「まあそうだが……応える気はないぞ」
「……そりゃ疑っちゃいないがな」
「言わずに済ませようかとも思ったが、お前が誰かから恋文をもらって、それを私に黙っていたとしたらと考えると、それもどうかという気がしてだな」
「んー。……もらっても言わないなぁ」
「もらっているのか」
「そりゃあ、一見独身の三十九歳男盛りですからねぇ。メールで告られるかどうかはともかく、お誘いはありますよね、当然」
「それを私には言わないでいるわけか……」
「言って欲しいのか」
「………どうだろうか。聞きたくないような……。しかし黙っていられるのも……」
「相手は男じゃないぞ?」
「……そういう問題ではない。相手の性別は関係ない」
「男はお前だけで十分だ」
「当たり前だ。……女は不十分なのか」
「そんなこと言ってないだろう。 誘われるのは、そりゃあ悪い気はしないがな」
「………」
「断ってるぞ? ちゃんと!」
「………」
「そんなすねた目で俺を見るなよ。だいたいなぁ、お前だぞ? 今回は」
「そうだが……」
「お前こそ、どうするんだよ、それ。会社のコなのか?」
「そうなのだ。同じ部署の後輩だから、うまく断らんと後に響く」
「へーえ。お前もそういうとこ、優しくなったじゃん。進歩、進歩!」
「………」
「……なんだよ」
「妬かないのか」
「妬くか!」
「…………」
「…………妬いて欲しいのか」
「…………」
「めんどくさい奴だなぁ。とにかく、後腐れなくも大事だけど、気ぃ持たせないようにちゃんと断わってこいよ。……その……心配だからな」
「わかった! 明日は全力で断ってくる」
「だから、うまくやれよ?」
「ああ。うまく全力で断ってくるからな!」
「はいはい。頑張ってなー」
おわり
征当twitter企画の絵チャで、イチャイチャ征当たくさん拝んだよ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
記念にイチャイチャしてる会話SSを。
**********
「なんだよ。怖い顔してケータイ見て」
「ん? いや………何でもない」
「………ふーん……」
「…………」
「…………」
「…………」
「……何でもなくないんじゃないのか?」
「いや……」
「なになに? お前に恨みを持つ人物から脅迫メールでも来たか」
「私は人の恨みを買うようなことはしない。お前と違ってな」
「どうだかねぇ。いいオトコは存在自体が罪だって言うからな」
「…………」
「お前がそんなに煮え切らないのも珍しいな」
「…………」
「どれどれ、お兄さんに相談してごらん?」
「………聞かせてもいいのか」
「なんだよ。言ってみろよ」
「………メールで恋文をもらったのだ」
「恋文ぃ!?」
「……そんなに驚くことか?」
「いや、もらったことにじゃなくて、とりあえず、恋文っていう単語がレトロ過ぎて驚いた」
「では何と言えば良いのだ。ラブレターか?」
「んー。それも古いか……。っていうか何? メールで告られたわけ?」
「まあそうだが……応える気はないぞ」
「……そりゃ疑っちゃいないがな」
「言わずに済ませようかとも思ったが、お前が誰かから恋文をもらって、それを私に黙っていたとしたらと考えると、それもどうかという気がしてだな」
「んー。……もらっても言わないなぁ」
「もらっているのか」
「そりゃあ、一見独身の三十九歳男盛りですからねぇ。メールで告られるかどうかはともかく、お誘いはありますよね、当然」
「それを私には言わないでいるわけか……」
「言って欲しいのか」
「………どうだろうか。聞きたくないような……。しかし黙っていられるのも……」
「相手は男じゃないぞ?」
「……そういう問題ではない。相手の性別は関係ない」
「男はお前だけで十分だ」
「当たり前だ。……女は不十分なのか」
「そんなこと言ってないだろう。 誘われるのは、そりゃあ悪い気はしないがな」
「………」
「断ってるぞ? ちゃんと!」
「………」
「そんなすねた目で俺を見るなよ。だいたいなぁ、お前だぞ? 今回は」
「そうだが……」
「お前こそ、どうするんだよ、それ。会社のコなのか?」
「そうなのだ。同じ部署の後輩だから、うまく断らんと後に響く」
「へーえ。お前もそういうとこ、優しくなったじゃん。進歩、進歩!」
「………」
「……なんだよ」
「妬かないのか」
「妬くか!」
「…………」
「…………妬いて欲しいのか」
「…………」
「めんどくさい奴だなぁ。とにかく、後腐れなくも大事だけど、気ぃ持たせないようにちゃんと断わってこいよ。……その……心配だからな」
「わかった! 明日は全力で断ってくる」
「だから、うまくやれよ?」
「ああ。うまく全力で断ってくるからな!」
「はいはい。頑張ってなー」
おわり
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